年賀状は出していいの?
毎年年末に年賀状を準備する方も多いかと思いますが、老人ホームを利用している場合、年賀状を出すことは出来るのでしょうか?
また、逆に老人ホームの利用者宛てに年賀状を出せるのでしょうか?
今回はそんな老人ホームの年賀状事情をご紹介します。
年賀状を出したいけど出して良いのか分からないという方はぜひ今回の記事をチェックしてみましょう。
■年賀状を出すことはできる?
老人ホームを利用中に、年賀状を書いて送ることはもちろん可能です。
例えば家族に年賀状を用意してもらい、あとは自分で書いて送るというようなこともできます。
老人ホーム周辺にポストがあれば自分で送ることもできますし、もしも出来なさそうであれば老人ホームのスタッフや家族に頼んでポストに投函してもらいましょう。
年賀状のみならず、普通のお手紙でも同じように出すことは出来ます。
家に宛てた手紙や、友人・知人への手紙など、いつでも書いて送ることが出来るのです。
また、家族や友人・知人から老人ホームの利用者宛てに年賀状を作成することもできます。
年賀状には現状を書いたり、家族の写真が掲載したものを送ることで離れて暮らす老人ホーム利用者も喜んでくれるでしょう。
さらに利用者宛てだけではなく、いつもお世話になっている老人ホームの職員宛てに年賀状を出すことも可能です。
この時の宛名は、「老人ホーム◯◯内 □□様」というように施設名の後に「内」を付けると良いでしょう。
「気付」を付けるべきか悩んでしまう方もいらっしゃるかと思いますが、気付は一時的にその人がいる場所を指しています。
そのため一時的に滞在しているような施設では良いかもしれませんが、特別養護老人ホームなどの長期的な利用をされていて、住まれているという表現の方が合っている場合は「内」を利用するべきと言えるでしょう。
■老人ホームでの取り組みにも
年賀状は日本ならではの文化・風習に値するものです。
日本の文化や季節のイベントを大切にしている老人ホームでは、年賀状を利用者と一緒に作成して送るところもあります。
老人ホーム職員が利用者の写真を撮影し年賀状に掲載したり、職員からの言葉だけではなく、一言でも利用者自身が書く場合があります。
普段あまり文字を書かない方でも、職員が呼びかけると年賀状を手にして頑張って書いてくれる方もいらっしゃるのです。
こうした取り組みを実施している老人ホームもあるので、利用者のご家族もぜひ年賀状を書いて送ってみてはいかがでしょうか?