性格が気難しいと入居は難しい?
老人ホームではいくつかの条件によって、入居拒否されたり退居要求を求められることがあります。
しかし要介護の等級が進んでも受け入れてくれる老人ホームもありますし、病気を持っていても入居可能な老人ホームはあります。
では、気難しかったり極端に頑固である性格が目立っていることで入居できないこともあるのでしょうか?
■性格によって入居できない老人ホームはありえない
老人ホームはたくさんの高齢者の方が入所している場所です。
確かに集団生活になっていることから色々な性格をお持ちの方がいることでしょう。
もしも他の入居者に対して暴力行為があったり命の危険があるようなことがあれば話は変わってきますが、基本的に気難しい性格であっても入居できないということはありません。
■入居者との関わり方が大切
例えば人見知りがあるためなかなか老人ホームの環境に馴染めないという人がいたとしても、介護しているスタッフの対応によって早く馴染むことができるようになったり、入居者とうまく関わっていけるように、入居者に歩み寄っていきます。
最初は入居者とうまくコミュニケーションがとれない、人によっては話かけてもそれに対して答えてくれないなど関わり方が難しい人もいます。
スタッフがトイレや食事の介護を拒否されるようでは介護も成り立たないので、入居者の気持ちを察してあげられるようにスタッフも一生懸命努めているのです。
■入居する側が老人ホーム利用を拒むケースも多い
入居検討中に本人が老人ホームへ入居するのを嫌がるということはよくあります。
初めての環境に抵抗を感じない方は少ないでしょうし、認知症などを患っている方は老人ホームに入居する状況が把握できずにいる方も多く、納得できずにいます。
いざ入居したとしても老人ホームの生活になかなか慣れない高齢者は、一番身近な介護スタッフに対して不満をぶつけたくなるのかもしれません。
スタッフ側は、色々な方の介護についているので本人の立場を考えながら寄り添っていきますが、すぐには馴染めずに時間がかかってしまうケースもあるでしょう。
しかしじっくり様子を見ながら、丁寧に接していくので心配はいりません。
■入居前に色々な老人ホームを見学してみる
老人ホームによって雰囲気や入居条件も違います。
入居する本人が一番落ち着く場所や、抵抗を感じない場所を選ぶことも大切です。
入居する老人ホームによって、気難しい性格や頑固な性格もおおらかになることもあります。
入居する側の立場になって老人ホームを検討することも大切なポイントの1つになるでしょう。