入居時にオシャレとかは出来るの?
高齢者は年齢とともにうまく体を動かせなくなったりして、以前のようにオシャレができなくなってしまう人もいるでしょう。
しかし人は誰しもオシャレをすることで、気持ちも明るくなったり前向きになるものです。
老人ホームに入居するとオシャレを取り入れることは難しくなってしまうのでしょうか?
■リハビリやマッサージを受ける時はゆったりとしたものを
高齢者は若い頃に比べると、体型の変化や動作領域が変化してしまうことによって身につける服も制限されてしまいます。
それに合わせてファッションを選ぶということは好みの幅を狭めてしまうことになりますから、できるだけ自分の好きなファッションを楽しみたいものです。
しかし、老人ホームで寝たきりや立つことが困難な介護度の高い高齢者の方の場合は、オシャレさよりも着心地を重視した方が良いでしょう。
起こしたり寝かせたりの動きの中で、ヒラヒラしたレース付きのブラウスだったり、伸縮性のないチュニックなどは服の位置を直さなければいけないですし、シワがついてしまうことも考えられます。
このようにいくつかのデメリットがあげられるのでその辺を考慮しておきましょう。
また老人ホームではリハビリを受ける入居者の方もいらっしゃいます。
その際は動きやすく、マッサージをしてもこすれないような素材のジャージ・スウェットの方が良いでしょう。
多くの老人ホームでは衣類に必ず記名をしないといけない決まりがあります。
せっかくですから名前のラベル付けも、色やデザインを重視しながら小さなことにオシャレを取り入れてみてはいかがでしょうか?
■イベントや外出など特別な時にオシャレを楽しむ
老人ホームでは年間を通じて季節に合わせたイベントや旅行などを企画しています。
いつもと変わらない日常と違って、良い刺激や体験ができるため充実した時間を送ることができます。
老人ホームのスタッフと一緒に料理やお菓子作り、園芸を行ったり、子どもたちとの地域交流もあったりと、たくさんの方と関われる場を設けています。
そんな時には、普段の生活と違った服を着て、オシャレを楽しむのもいいでしょう。
■オシャレしたくなるような空間を持つ老人ホーム
老人ホームと聞くと、病院にある病室のような無機質なイメージを持たれる方も多いと思いますが、実は自宅の延長のようなアットホームな居室が多いものです。
食堂や共有スペースは全面ガラスばりになって明るいフロアを設置している老人ホームや、カフェを常設している老人ホームなど、一流ホテルの料理長をしていたシェフが中心になってできたての料理を楽しむことができるオープンキッチンを設置している老人ホームもあります。
このように老人ホームでも、入居者にとってオシャレをしたくなる環境になってきているのです。