家族と生活リズムが合わない時は面会時間は考慮あり？

老人ホームに入居した家族に面会したいと思っても、夜勤など夜の遅い時間まで仕事をしているため、面会に訪れることが難しいという方もいらっしゃいます。
老人ホームの面会時間は、一般的に昼前～夕方までと決まっているので、面会時間以外の訪問は難しい面があります。
このように面会時間について、いくつかの注意点があるのです。

■基本的には時間内の面会のみ

それぞれの老人ホームによって規定は異なりますが、基本的に面会については入居者やその家族で自由に行えるようになっています。
しかし面会時間に制限を設けている老人ホームもありますので、利用規約を読み返したり、スタッフに聞いて確認しておきましょう。
また自分と施設側のタイムスケジュールが噛み合わず、面会時間に間に合わないという場合もあります。
この場合は夜間の面会が可能かどうかを老人ホームに確認したり、家族が宿泊可能かどうか尋ねてみましょう。
無理に面会に訪れてしまうと、老人ホームに暮らす他の入居者やスタッフの迷惑となるので、頻繁に訪れる事ができない場合は電話や手紙など別の手段でコミュニケーションを取ってみるのも一つの方法です。

■面会のしすぎが良くない場合もある？

老人ホームに入居したての時期は、まだ施設に慣れていないのでストレスを溜めやすく、家族が心の支えになっている面が大きい為、頻繁に様子を見に行くというケースも少なくありません。
また老人ホームの入居者にとっても、家族との面会はとても良い刺激となる場合が多く、どの老人ホームでも積極的に家族の面会を受け入れています。
しかし、あまり頻繁に行き過ぎると入居者に帰宅願望が芽生えてしまうケースも少なくありません
また、老人ホームが遠方にあって訪れるのが大変という場合は、必ずしも無理をして頻繁に行く必要はないのです。
面会は義務ではありません。
頻度の相場もないので、自分にとっても負担にならない程度の面会を心掛けましょう。

■面会以外にもコミュニケーションを取る方法

なにも、老人ホームへ面会に訪れる事だけがコミュニケーションではありません。
施設には必ず電話が設置されていますし、携帯電話の持ち込みが可能であればいつでも好きな時に家族と連絡を取る事が出来ます。
またネット回線が整っていればテレビ電話で直接顔を見て話す事も出来ますし、手紙であればたくさんの言葉をやり取りすることが出来ます。
何も面会だけにこだわらず、互いが生活しやすいペースでやり取りを重ねていく事も可能です。