テレビは自由に観られるの?
老人ホームに入居している方の中でもテレビが好きで楽しみの1つだという人もいるでしょう。
老人ホームは集団生活の場であるため、テレビを観るのもルールや制限があるのでしょうか?
今回は老人ホームでのテレビ視聴について紹介していきます。
■共同スペースにしかテレビがない場合
ほとんどの老人ホームでは共同スペースにテレビを設置しています。
しかし共同で使う場所であるため、必ず自分の好きな番組が観れるとは限りません。
人によっては、どんな番組でもテレビがついているだけでいいという方もいたり、自分だけの空間で誰にも邪魔されず集中してテレビ視聴を楽しみたいという方もいるでしょう。
共同スペース内のテレビは音量が大きくなってしまいがちですし、チャンネル争いによって入居者同士でトラブルを招いてしまう可能性もあります。
食事の時間は観てはいけないなど時間に制限を設けている老人ホームもあります。
■居室にテレビの持ち込みを禁止している老人ホームがある
共同スペースにテレビは設置されていても、居室にテレビの持ち込みを禁止している老人ホームもあります。
これは、入居者が居室に引きこもってしまうことがないように配慮されているからです。
高齢者は体を動かさないと体力が低下してしまうので、なるべくみんなが集まる共同スペースに足を運ぶように工夫されています。
■居室にテレビ設置を許可している老人ホームも
居室にテレビの持ち込みは可能であっても、設置費用や受信料の支払いは個人で負担しなければいけないところがほとんどです。
もちろんテレビを持ち込む場所も、周囲に迷惑がかからない入居者の生活の場(居室)のみとなっています。
あらかじめ居室にテレビが置けるようになっている老人ホームもありますが、深夜の視聴や大音量で利用することは周りの人の迷惑になるので注意事項として規制されている老人ホームが多いでしょう。
また、消灯時間になったらテレビを観れないという老人ホームもあります。
■テレビや冷蔵庫など電子機器を設けている居室がある
老人ホームによっては、液晶テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、ソファーなど自宅での生活と変わらない環境を提供している施設もあります。
こういった老人ホームでは基本的に自分の好きな時間にテレビを見たり、自由な生活スタイルで利用できるところが多いでしょう。
しかし居室といっても基本的には共同生活になるのでテレビにまつわるトラブルも考えられます。
テレビに関しては入居者や家族の意向で判断することが一番ですし、些細なことかもしれませんが、今後長く生活する場所であるため重要なポイントになるでしょう。