食事介助はどこまでしてくれる?
老人ホームを利用するにあたり、心配な部分はやはり食事です。
栄養のある献立かどうか、という部分以外にも、食事介助が必要な高齢者に対して、どこまで食事介助を行ってくれるのかという点は、ご家族の方も心配に思う部分の一つかと思います。
そこで今回は、老人ホームにおいて食事介助はどこまでしてくれるのかというポイントをご紹介していきます。
■老人ホームでの食事介助
老人ホームでは基本的に多くの施設で食事介助を行っています。
食事介助では腕が動かしにくかったり、細かな動きができないという方など、上手に食事をとれない方に対して行われます。
そのため、自分で食事がとれる人には無理に食事介助は入りません。
ただし、老人ホームでは限られたスタッフがサポートを行う必要があり、中には食事が冷めて食べられないということが分かった時点で食事介助を行うという老人ホームもあるようです。
ただし、このような施設は稀で、ほとんどの老人ホームでは十分な食事介助を受けられるでしょう。
もしも不安に感じた場合は、老人ホームを見学した時に食事風景も確認させてもらうと良いでしょう。
■食事介助の方法
食事介助というのはどのように行われているかというと、まずは高齢者と同じ高さになるように座って食事介助を行うことが大切です。
また、口に運んで行く時も「◯◯ですよ」と口に入れる料理の名前を言ってあげることで、高齢者もどんなものなのか確認してから口に運ぶことができます。
食べさせる料理の順番というものも非常に重要で、飲み込みやすいものや口に残りやすいもの、それ以外のものを交互に運ぶと食べやすくなります。
老人ホームでの食事介助ではこのような基本的な行為をきちんと行ってくれるため安心です。
また、万が一むせてしまった場合は、職員さんが気管に入ってしまった食べ物は咳をして出させるようにします。
飲み込ませようとするとかえって危険な可能性もあるので、必ず吐き出させるようにしています。
高齢者は飲み込みの力が弱くなっているため、誤嚥も起こしやすいです。
ですから、老人ホームのスタッフは誤嚥にかなり注意を払って食事介助を行っているのです。
老人ホームでは、このようにしっかりと食事介助を行ってくれる施設がほとんどです。
安心した食事、美味しい食事を取るためにも、こうした老人ホームのスタッフによるサポートが欠かせません。
誤嚥にならないような食事介助をしっかりと行っている老人ホームを選びましょう。