病気でどこまで診察してくれるの?
老人ホームを利用している際にもしも病気になってしまった場合、どこまで診察してもらうことが出来るのでしょうか?
また、万が一入院することになってしまった場合、老人ホームを退去しなくてはいけないのでしょうか?
気になる老人ホームで病気になってしまった時のことをご紹介していきます。
■医師・看護師がいる老人ホームならしっかりとした診察が受けられる
老人ホームには様々な種類のものがありますが、その中でも看護師が常駐している老人ホームというものがあります。
医師が常駐している施設はほとんどないものの、看護師が常駐している老人ホームは意外と見つけられます。
医師が常駐していない場合でも、クリニックを併設させることによって、すぐに医師からの診察が受けられるようになっている施設も多く存在しています。
そうした老人ホームを選べば、万が一病気になってしまってもしっかりと診察を受けることができるでしょう。
■老人ホームは医療機関と連携をとっているところがほとんど
多くの老人ホームでは、近くの病院やクリニックなどと連携をとっており、定期的に訪問診療を行ってもらえるようにしています。
連携している医療機関としては内科が多く、他にも整形外科や脳神経外科といった診療科目が多く見られます。
こうしたものは各老人ホームによっても異なるので、気になる方は入所前にチェックしておきましょう。
■もしも入院することになったら?
万が一、老人ホームに入所している時に病気を発症してしまい、入院することになってしまうと、老人ホームを退去させられてしまう可能性があります。
特別養護老人ホームでは、3ヶ月以上入院しなくてはならなくなった場合や退院しても医療行為が必要になってしまった際は退去になってしまう場合があります。
ただし、多くの老人ホームでは月額の利用料金がきちんと支払われていれば、そのまま退院後も戻られるサービスを実施している老人ホームもあるので、不安な方はそういった施設を選ぶようにすると良いでしょう。
老人ホーム入所中に病気になってしまった場合、医療ケアを十分に行ってもらえる施設も多いですが、長期入院となると退去を命じられてしまう可能性もあるので気を付けなくてはなりません。
なるべく環境が変わってしまうと高齢者の負担をかけてしまうことにもつながってしまうので、なるべく戻ってこられるサービスを提供している老人ホームを利用すると良いでしょう。