2018/11/06 【こっそりお伝えしますvol.7】見学の時間帯?認知症の場合は…
こんにちは!
株式会社ネクストイノベーション・群馬県老人ホーム介護施設紹介センター「研修・企画部」の佐藤です。
今回は、老人ホーム見学の時間帯について解説したいと思います。
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「見学に行ったけど、介護士さんがいなくて不安になりました」
入居検討しているご家族のお問合わせです。こうした声を多くいただきます。ポイントは「何時に見学したのか」です。
介護施設は24時間365日稼働しています。人が手薄になる(ように見える)時間帯や、逆にたくさんいる(ように見える)時間帯があるのです。
例えば…
・10時ごろ:午前のお茶の時間
・12時ごろ:昼食
・14時ごろ:レクリエーションの時間
・15時ごろ:午後のお茶の時間
この時間帯は、食堂やホールにケアスタッフが出ているので、外部から見ると活気があります。それ以外の時間帯はバックヤードでのルーチンワークを行っており、一見してケアスタッフがいないように見えます。質問の方は、おそらくこの時間帯に見学したのでしょう。
◆認知症でお困りの方は◆
では、11時や13時ごろは見学してはいけないのでしょうか?
答えは「逆」です。この時間帯の食堂やホールの状態が、その介護施設の「底」に当たります。認知症など、目が離せない方の場合は、この時間帯を目指して見学に行くとよいでしょう。認知症介護の実力がわかります。
◆介護施設には特色がある◆
驚かれる方も多いのですが、介護施設にはそれぞれ特色があります。金太郎飴のように同じではないのです。入居者の趣味趣向でレクリエーションは変わりますし、ケアスタッフの力量も違います。また、近くに公園があるなどの環境も異なります。極端に言えば、同じ法人が運営する同じシリーズの介護施設同士でも違うのです。この点はぜひ念頭においてください。
◆疾病や困っていることで見学時間帯は異なる◆
食事介助が必要な方であれば、もちろん12時ごろがよいでしょうし、作業療法も兼ねたリハビリを行いたいという方であれば、レクリエーションを提供している時間帯がよいでしょう。このように「困っていること」は人によって千差万別。詳しく知りたい方は、当相談室までお気軽にお問合わせください。見学の最適時間帯をお答えいたします。
いかがでしたか?
次回も、介護にまつわる専門家の裏話をお届けする予定です。
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