夫婦で老人ホームには入れるの?
老後も夫婦で一緒に暮らしたいと考える人は多くいます。
最後の時まで一緒にいたいと考えて老人ホームを探す人もいるでしょう。
そこで、夫婦一緒に入居できる老人ホームの種類と注意点などを紹介していきます。
■夫婦で入れる老人ホームはどこ?
・軽費老人ホーム(ケアハウス)
身の回りの事が出来る、ある程度自立している人たちが入れる老人ホームです。
認知症の方は入所できませんが、要介護度が低い方は入所可能な場合もあります。
基本的には個室となっていますが、夫婦用に2人部屋が用意されています。
・有料老人ホーム
「健康型」「住宅型」「介護付き」の3つの種類があります。
自立、要介護度によって入れる施設に違いがあります。
夫婦での入居が可能な老人ホームもあるので、事前に確認しておきましょう。
・サービス付き高齢者向け住宅
施設によって入居できる条件に違いがありますが、その条件に夫婦のどちらかがクリアしていれば入居する事が可能です。
老人ホームとは少し違いがあり、普通のマンションのように契約する事になりますが、介護福祉士などが常駐しているので安心感があります。
近年では多くの老人ホームで夫婦2人で入居する事ができる施設も増えてきましたが、まだまだ対応していない老人ホームも多いので前もって確認する事が大切です。
また、夫婦別室で入居する事も可能です。
隣同士の部屋であったり、部屋同士が扉などで繋がっている場合もあります。
ある程度のプライバシーを守る事ができ、自分の時間も持てるので人気が高くなっています。
■夫婦で一緒に入居する際の注意点とは?
まず、老人ホームによって指定されている条件をよく確認してみましょう。
年齢に関しては夫婦どちらかが入居できる年齢を超えていれば入所できる場合が多いですが、中には2人とも年齢が達していないと入所できないケースもあります。
また、自立をしている事が条件の場合も多いです。
その為、どちらかが要介護になった場合には老人ホームを退所させられてしまう可能性もあるので注意しましょう。
中には要介護度によって部屋のフロアを分けている施設もあります。
そういった場合には別々の部屋となってしまうでしょう。
一緒の部屋であると、どちらかが介護をする事になり精神的、体力的にも大きな負担となってしまいます。
最初は老人ホームに一緒の部屋で入居したとしても、時間が経過する事によって状況が変わってくる場合もあるので、その時の事をしっかりと考えておく事が重要です。