2018/10/9 【こっそりお伝えしますvol.5】老人ホームランキング?!
こんにちは!
株式会社ネクストイノベーション・群馬県老人ホーム介護施設紹介センター「研修・企画部」の佐藤です。
今回は、趣向をかえて巷に溢れる情報について解説をしてみたいと思います。
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ムック誌や週刊誌上において「老人ホームランキング」なるものをよく見かけます。まずお伝えしたいことは、これらはほとんど「当てにならない」ということです。
こうした誌上に掲載されると、あたかも事実であるが如く見えます。しかしながら、それは一面的なものであり、実は一般の方が介護施設を選ぶ上では役に立たないことが多いのです。
「老人ホームランキング」の指標の多くは、人員体制であったり機能訓練指導員の資格や設備であることが一般的です。前回のvol.4でお伝えした『重要事項説明書』に掲載されている情報です。これらを並べて点数化して順位を付けたものなので、そのモノサシでいえば「正しい」と言えます。
しかしながら、介護施設は値段で並べられるものではありませんし、食べログのように「美味しいか否か」のような単純な尺度でも測れません。入居しなければならない事情が千差万別で、疾病や認知症などの症状についても整理が不可能なぐらいの組み合わせがあります。そうした中で、一側面からだけのモノサシで介護施設を順位付けするのは、あまりにも乱暴すぎるのです。残念ながら、目安にするのも危険です。
◆介護施設に優劣はない◆
すべてのスペックが揃っていたとしても、その介護施設がマッチするかはわかりません。家庭的な生活空間で暮らしてきた方がホテルライクな介護施設では住み心地が悪いですし、その逆も然りです。例えランキングが最下位でも、「そこが良い」と判断すればオンリーワンであり、ナンバーワンになります。
◆地域包括支援センターを上手に使う◆
介護施設選びの「取っ掛かり」を知りたいのであれば、お住まいの地域にある「地域包括支援センター」に出向くのがよいでしょう。介護にまつわる情報が集約されている拠点ですし、相談員もいます。介護施設に限定するのではあれば、当相談室は専門です。お電話での相談も承りますので、いつでもお気軽にお問合わせください。
いかがでしたか?
次回も、介護にまつわる専門家の裏話をお届けする予定です。
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