2018/10/2 【こっそりお伝えしますvol.4】重要事項説明書の落とし穴
こんにちは!
株式会社ネクストイノベーション・群馬県老人ホーム介護施設紹介センター「研修・企画部」の佐藤です。
今回は、介護施設の見学にまつわる解説をしてみたいと思います。
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介護施設の指南書などで「資料請求や見学来訪のときに『重要事項説明書』を入手しましょう」というフレーズをよく見かけます。最近も、某週刊誌上において特集記事が組まれていました。しかしながら、これが落し穴になるのです。
重要事項説明書とは、行政からの指示で消費者に必ず提示しなければならない書面です。ですが、介護施設においては、その内容が非常にわかりづらくなっています。さらに、行政区によって書式が異なる場合があります。また、所轄省庁が異なる施設の類型の場合は、まったく書式が異なってきます。専門家であればともかく、一般の方の比較検討は困難を極めるでしょう。
そして一番マズイのは、入手したことで「調べた気になってしまう」ことです。これが介護施設選びの落とし穴なのです。
◆誰も伝えなかった重要事項説明書の活用術◆
専門家でなければ解読できなくなってしまった重要事項説明書。それでも、一般の方が見学時に活用する方法があります。この2つのポイントで介護施設の実力が推測できるのです。
1)見学のとき、重要事項説明書をもらえるか?
見学来訪のときに、もらえるのか聞いてみてください。すんなりと出てきた介護施設は「良い」と判断できます。公明正大に開示する用意があることに、その介護施設・運営会社の姿勢がうかがえます。介護施設に入居した後も、包み隠さずコミュニケーションがとれると期待できます。これは、親を預ける側にとっては重大関心事です。
2)表紙の右上に注目!
いただいた重要事項説明書には、必ず記入日があります。この日付が3か月以上前になっていないか確認してください。最新状態になっていれば「良い」と判断できます。こうした些細なことから、毎日の身体介護サービスの質が見えてくるのです。
◆内容については、専門家に相談を。◆
ケアマネジャーやソーシャルワーカーなど、中立な立場で判断できる専門家に重要事項説明書を持ち込んで相談しましょう。当相談室でも承りますので、お気軽にお問合わせください。
いかがでしたか?
次回も、介護にまつわる専門家の裏話をお届けする予定です。
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