特別養護老人ホームへ持っていっていいのは?
特別養護老人ホームへの入所が決まり、引っ越しの準備を始めると気になるのが家具や仏壇等の愛用品になります。
殆どの老人ホームではベッド・証明・カーテン・エアコン等の基本的な家具の備え付けはあるようですが、それ以外の電製品の準備については、それぞれの施設で大きく異なります。
自宅で愛用していた家電を老人ホームに持ち込むことで、自分らしい生活を送りたいという利用者も中にはいらっしゃいます。
今回は、そんな老人ホームの家具・家電の持ち込みに関して紹介いたします。
■老人ホームによって異なりますが、家具・家電の持ち込みは基本的にOK
個室タイプの老人ホームでは、自室に家具を持ちこめる施設が多いようです。
施設側でも寝具やクローゼットなど基本的な備え付けはありますが、家具を持ち込む事により、自分らしい生活スタイルを維持できるのが魅力です。
自分の愛用品が身近にある事で、安心して生活を送る事ができるでしょう。
しかし、木製の大きな箪笥・電子レンジ・ポットなどの生活スペースを圧迫する家具や熱を発する家具については持ち込み不可という老人ホームもありますので、施設側に確認をとることも忘れないようにしましょう。
■仏壇の持ち込み自体は禁止していないが、制限を設けている場合が多い
老人ホームの入所者によっては、毎日仏壇にお経を唱えるという方もいらっしゃいます。
施設でも、毎日のお経が欠かせないという人のために、仏壇の持ち込みを許可している老人ホームも多いようです。
しかし、宗教はとてもプライベートな問題でもあるため、お経を唱える声はできるだけ小さく、他の人に迷惑がかからないように唱える事が重要です。
また蝋燭や線香は火事の元になりかねないので、電気式の使用をお願いする場合が多くみられます。
老人ホームによっては、個室の部屋がないオープンスペースの施設もあるため、そういった老人ホームでの仏壇の持ち込みは基本的には控えるようにしましょう。
老人ホームに家具や仏壇などの私物を持ち込むことで、施設に入っても以前と変わらない生活を送る事ができます。
しかし老人ホームでの暮らしは集団生活となるので、周りの人への配慮を忘れてはいけません。
大きな家具や危険性のある家具には条件や制限が設けられている場合が殆どです。
ですから、入所前にはどんな家具なら持ち込み可能なのか、しっかりと確認しておきましょう。
せっかく入る事ができた老人ホームですから、お互いが気持ち良く過ごす事のできる環境作りに努めましょう。